「To The Light」
「こやつら、勝負してきたな」
※言葉が悪くてすいませーん。
まず一度聴いて瞬間にそう感じました。
キタね、これ、キタよ。
FTISLAND、勝負曲ですよ。
ミナリのこれでもかっ!これでどーだっ!と言わんばかりの強みであるパワフルドラミング。
すにょんのサイドギターに徹するギターのカッティングの安定感。リードを支えるメロディと弦を弾く強いイチ音。
ジョンフンの目をつむればギターを鳴らす姿が想像できるぐらいに艶のある激しい戦慄。
ジェジンのドラムと一体化した重さが増したベースラインとは裏腹に魅力があふれ出る艶やかな歌声。
ホンギの全ての曲においてまるで違う世界観をその声色をもって表現する最強の武器である歌声は唯一無二。
過去、これまでにここまで本気度が詰まった楽曲が揃ったCDがあっただろうか。
以前ジェジンが語っていた、「評価される機会さえ与えられなかった」あの言葉をふと思い出した。
これだけしっかりFT色が出ていて、こんなに気持ちがビシビシ伝わってくる曲はない。
ということで、私も今回の感想は今までになく真剣に取り組んで今感じるありのままの「評価」を残しておきます。
(もちろん、私の感じた感想なので、好みが反映されますが、そこら辺は個々に感じられた感想で受け止めてください。)
「To The Light」 作詞:ジェジン・ホンギ / 作曲:ジェジン・Heaven Light
低音重視のハードロック曲。
まずこの曲は世界が二つに分かれているのがポイントになる
変拍子も取り入れつつ、AメロBメロの流れからサビでは世界観をガラリと変えてくるところが
歌詞の世界にある光と影の境界線のようでもあり。
ジェジンの澄んだ歌声にオクターブ上の声を重ねて誰の耳にも優しく受け入れさせたところで、
サビでエフェクトかけた声を重ね力強いホンギの第一声でググっと世界へ引きずり込ませる。
ジェジンが影ならば、一筋の光を差し込ませるのはホンギ。
2番になるとギターが激しくうごめいて・・・
「君は誰だ?そこから僕を見てるの?今 僕も行くよ」
ジェジンの歌にギターの戦慄が光のように絡まる。
ホンギの声も重なってそれが大きな光の束となって光のさす隙間へと導いているよう。
心の中に閉じこもっている何かが一筋の光に手を伸ばし希望を託す、そんなイメージ。
〜余談〜
私はこの曲、3番目に聴くのがベストです。(タイトル曲がどーとかではなく)
スケートでいうところのエキシビション。的な位置にあるのかと。
あとの定番の王道曲2曲でドカンとリスナーの心を掴んで、最後にこんなこともできるよ、っていう違ったステージでの魅せ場です。
そういう特別な意味合いを持つ披露の仕方であってもよかったと思う。
あとジェジンの歌い始めの波の音のような砂の音のようなサワサワしてる効果音はない方がいい。
あそこはジェジンの闇を強調するためにもジェジンの声のみを浮き上がらせる方がよかったと思う。
その方がサビとのメリハリがもっと生まれたと思うんだ。
異空間をイメージしてるのかもしれんけど。
「Tornado」 作詞:ジェジン・TomoMi / 作曲:ジェジン
デスメタル系のハードロック曲。
ミナリの低音効かせたドラミングとピッタリ寄り添うベースラインが心臓をえぐる。
ピアノのような一定の戦慄を奏でる音の効果で曲自体が重くなりすぎず、ハードさに艶を足している感じ。
不思議とこの同じメロを奏でる高音が打楽器のように聴こえてくるのだ。
とにかく休むことなくリズムが奏でられるので、疾走感とともに鼓動も高まる。
情熱を胸に走り抜ける曲ですね。
そしてそして、なんといってもギターソロ!
ギターがとにかく妖艶。これは一見の価値あり。
まさに「Tornado」と呼ぶに相応しい一曲。
〜余談〜
AKKINありがとう。
バンドの音が生かされてると感じるアレンジ。
嬉しいよ〜。。。
「FISH」 作詞:ジョンフン・ジェジン / 作曲:ジョンフン・Heaven Light
フロアタムをふんだんに利用して低音で安定感を増している。
演奏する音はハードであるにも関わらず、ホンギの甘い声色とストレートな恋を歌った歌詞。
なんなんだこの曲の中で起きるギャップは。
この曲を何かで称するならば「ツンデレ」曲。(言動が急にチャラくなったwww)
メロディも綺麗でやっぱりこういうところはピアノが武器でもあるフニならでは。
ミナリのドラムがとにかく重くて、ベースも同じように重いメロディでリズムを刻んでいる。
そこへ軽快なギターサウンドがこれまたうまく重なって厚みが増したサウンドに仕上がっている。
スンの低い歌声がここまでハマるとは。
そこからジェジンの透き通った歌へとバトンタッチされて、ホンギの甘さへと世界が拡がっていくんだな。
男らしさの中に純粋に恋する気持ちが見え隠れして、
うん、やっぱりツンデレ曲です。
〜余談〜
最後の音をフェードアウトする部分はもう少し丁寧にお願いしたかった。
前にもあったな、韓国でレコーディングするとそういう曲が増えるのはなぜ。
(韓国じゃなかったらすいません)
本気の音楽が聴ければ私はいつだって本気で受け止めるし姿勢を正して向き合います。
ラストの横アリに行きます。
FTの成長をこの目でしかと見届けて参りますわよ。
- アーティスト: FTISLAND
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2014/10/15
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