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FTISLAND Arena Tour 2018 -PLANET BONDS- 日本武道館

FTISLAND Arena Tour 2018 -PLANET BONDS- 日本武道館
2017/05/08

やっぱりライブよね〜

ライブに行くと、その日の自分のモチベーションってのが、少なからず感想にも反映されたりするわけで

例えば日々の生活にぐちゃぐちゃに疲れてて「頼む〜元気を注入してくれ〜・・・」って体がパワーを欲している状態で見たLIVEが
ぜんっぜん気持ちが入ってなくて、明らかに練習不足で、でもそれをよしとしていて、しかも客もそれをよしとしていて、
なんていう場合。
てめーら、こちとら毎日金稼ぐために闘っとんじゃ!そんなしょーもないステージで貴重な金とるんじゃねーよ(怒)
となるし

日々の生活をやり遂げて「よっしゃ!ご褒美頂戴〜!!」って体が開放感を求めている状態で見たLIVEが
耳障りな音と言い訳並べた言葉と、無難な演奏をしてるってのに、それを会場中が誤魔化し受け入れる
なんていう場合。
そんなんじゃ全然足らないんだよ!どんだけこの日を楽しみにしてたと思ってんだ!こっちの期待裏切んじゃねーよ(怒)
となる。

だけど、こっちが求めている以上のものをステージから得られた時、
受け止めきれない見えない「何か」が体からボタボタあふれ出て、それはそれで周囲におすそ分けしたくなって迷惑がられて困るんだけど
そんな幸せな状態にさせられると、また体感したい!ってライブに行ってしまうのだな。


で、私が知っているFTは、私のモチベーションはいつも全く無視で(爆)
あんたの事情なんてしらんがな、こっちはこっちで大変なんだ、いっぱいいっぱいなんだよ!
てなステージを毎回見せられるので、なんか、だんだん見てるこっちが気を使うような、
あ、なんか、すんません、自分の事情持ち込んで(汗)みたいな気分になることが多々あった。
まぁそのうち、少しづつ別の意味で、一歩引いてステージを楽しむ方法を覚えていったのだけど。


昨日、私は2年ぶりにFTに会いに行きました。

この2年、個人的な事情で環境が変わり、体調も底辺まで落ちてまた戻り、
その間、FTの話題にはほぼ触れることもなく、観ていないLIVEDVDも溜まる一方で、
アルバムだって今回は未だ購入には至っていない。
だけど、ライブの情報が入った時に整いつつある環境と、LIVEの日ががっちり予定があったので
これは何かの導きかもしれない・・・と勝手に運命づけて久しぶりのFTのLIVEへと馳せ参じた次第でございます。

一言。
ヤバかったね。
いや〜、やばかった。

なんだろなー。私は弱ってた。そう、私は弱っていたのよ。
色々なことに疲れ果てていて、でもそれでも日々は続く。この先もやり遂げなければならないことは山積み。
そこで見たFTのライブはこれまで見たどのLIVEとも違って、優しさに満ち溢れていた。
その優しさが、今の荒れすさんだ弱っている私にはたまらんかった。
空白の2年、どんな苦境を乗り越えてここまで来たのか知らんが、FTは大人になった。
そうだ、ホンギが言うように、大人になったのだなぁ。。。と思った。
いや、20代つったら普通に大人だろ、とかそういう単純に年齢の話ではなくね。

ぶらんにゅーですでに涙腺がやばくて、耳に入る音が成長の証と言いますか、全然違う!
全然変わった!全然良くなった!って。
・・・そりゃ当然か(笑)
この曲は私にとっての目覚めの曲ですよ。それをガツンと浴びせられて、そりゃこっちも目が覚めますよ。
危なかった。色々持って行かれそうになったわ〜。
しかもこれ、ツアー始まっての3日目?とか。てかもう今日で終わるけど(ツアーと言っていいのか?ホンギさん)
「ぼくたちの話を聞いてください」と、それがセトリのテーマだと言ったホンギの真剣なまなざしに、
あれ?ホンギってこういう感じだったか?って自分の中のホンギ像が大分変わったのを感じた。
歌も、つか話?も、ちゃんと届きました。
ボーカルは歌ってなんぼ。歌を届けて当然。そんな当たり前のことを改めて実感。
伝えようという気持ちと、それを受け止めようとする想い。
これぞ心で繋げるコールアンドレスポンスよね。



とそんなわけで、今回はちょっと嗜好を替えて、ライブのレポというより
2年ぶりのFTへの感想を留めております。

初っ端、私の心を捉えたのはホンギの歌声だった。
歌が上手いのは当たり前田のクラッカー(やめなさい)なんだけど、その歌のうまさが、
ある意味ホンギのネックになる部分でもあるのかなと私は分析しておりまして、
うまいがゆえに必要とする行為を必要としなくなる。
例えば、歌が苦手な人は一生懸命練習するだろうし、努力を惜しまないだろう。
で、その何かに「努力する」という行為をひとつ失う。だって、もともとうまいんだもん。練習の必要ないんだもん。
もちろん、歌が上手い人も、さらなる上達を目指す人は高みを目指して努力するでしょうが。
それでも全く歌えない人よりは、スタートから目標値までの距離が違うと思うのです。
でもそこはホンさんの場合、喉の弱さというマイナス面でのケアが必要なわけだが、まぁそれはちょっと種類が違うのではぶきます。
努力をしない人はそれ以上成長もなく、変化もなく、もしくは衰える。
何かに長けている人は、それだけで成功者に見えるだろうけど反面、努力をし続けない限りそれ以上得るものはない。
まるっと省略して(は?)久しぶりのホンギの歌声はすごく、すごーく、伝わる歌声だった。
どの曲も。
どの曲も、ってのがとても大事で、今ままでは曲ごとに割と波があって正直気持ちが見えない歌もあったわさ。
なんじゃそりゃ、な、歌になる時もあったさ。
だけど、昨日は違ったなー。
この2年でホンギの何が変わったのか、成長が見られる歌声だなと感じて、そうしたら歌詞がビシビシ伝わってきた。
今の、ホンギの歌が、言葉が、話が、ちゃんと届いた。
「叶えるために僕らは出逢った、そうだろ?」
いや、それ、もしかして今気づいたのか?今それを言うのか?今振り返ってるのか?
ってスタートからぐるぐる思いがめぐりました。
ホンギの笑顔と、歌声と、胸が熱くなる場面が何度も訪れて、その度にあたしは何度も涙腺と格闘したです。
金色の長靴で登場したときはやっぱりホンギのファッションセンスは謎。とか思ったけど(笑)
(注意:長靴かと思ったら違いました)


TIMEが始まって、ミナリのアレンジに気が付いて、そこからはずっと職人ミナリを見続けました。
黙々とドラムと格闘を続けるミナリさん。
カッコ良すぎる。ため息が出る。ファーって拍手しちゃう。
力強さとしなやかさと、スティックの振りも少し変わったのか?弧を描く感じが、振りおろしがスマートになった。
あんなにスマートに振り下ろしてあの力強い音を放つんだもんな。
横を向いて電子ドラムを叩く時にそのスティックの一定の振りが目に入ってきて、ほんの一瞬なんだけど、
そんな一瞬にも成長を感じられる。
めっちゃいいよ。
みなりのドラム、めっちゃ好きですよ。
みなりの周りでシンバルが踊りまくる光景、いつまででも見てられるよ〜。
って、ぎゅぎゅぎゅーっと心を鷲掴みにされました。


ずーっとロックな音を放っていたのはリーダーのふにさん。
ギターの演奏は妖艶で、ピアノを弾く姿も七変化。
曲に合わせて色んな表情を見せてくれる芸達者な男前なふにさん。
弦を抑える音がべらぼーにクリアになった〜。
ほげー・・・と口があいてしまって、ソロが終わるたびに思わず拍手。←当然だが周りにそんな人はいない
なんかもう、フォー!って叫びたくなるギターの音色だった。
MCの時に時々おやじみたいな合いの手を入れる人がいて、まぁそれはふにだったんだけど(笑)
スンに負けず劣らず、ふにもMCがおもろくなっていましたわ。
まぁその片鱗は2年前も見えておりましたが。
なんか、、、フニがギターをかき鳴らしてる姿を見ると、それだけで異空間に飛ばされる様な感覚に陥る。
そういえば、シンセが2段になってて、ちょっと新鮮。いつもの電子ピアノも健在で、鍵盤を叩く姿は・・・
やっぱり立てば?とか思ったけど(笑)座って弾くのがふにスタイルだもんな。


私の席からはジェジンがちょっと見にくくて、ジェジが花道へ来た時にガッツリのめり込んで演奏を見るという感じでした。
だけど、ベースの音は体に響いていたし、相変わらず、姿はなくとも音の存在は確かで、
ジェジンは安定してベースを全うしているんだなと体感しました。
バウワウ(察してw)の時のスラップは、フレーズの始まりから終わりまで、目の前で披露してくれたので、
何も遮るものがなく頭からつま先までジェジを堪能。
きもちよかったー。
顔を見るとあんなに可愛いのに、人をふにゃっとさせるくせに、ガリガリとベースを鳴らすと野郎にしか見えなくなる。
実はメリメリと皮をはがすと中にひげもじゃの筋肉ムキムキのごっつい野郎が入ってるんじゃないか?とか思っちゃう。
今回も、やっぱりジェジンの曲が私は一番しっくりきて、アルバム買ってないけど、ジェジ曲欲しいから買っておこうかなと思っている。
歌声が少なかったのは少し残念だけど、そういう選曲だもんな、仕方ない。


すんは・・・
ごめん、ちょっとよくわからないかった(爆)
目立ってこれ!ってのはなくて〜。
・・・というのを思った時に気づいたわ。
スンのセカンドとしての仕事っぷりを。
全体的に盛った音もあったけど、ツインギターである意義といいますか、
スンが鳴らす音がリズムで、伴奏で、ジェジとミナリと共にFTを支えていることを。
本当の職人は目立たないものよ。
でもちゃんとそこに在る。
それってすごく貴重じゃない?
それだけ、スンの音が溶け込んでいる証拠じゃない?
すにょんの安定した猫手とへそ弾きスタイルが私にとっては安心感となって伝わってきました。
しゃべりも面白いしな〜www


突っ込みたいところは色々ある。
声にエフェクトかけちゃう場面多すぎだし、時々うるさいし。
だけど、最後の曲はまんま素の音で、制限かかってるドラム音がビシバシ届いてきて
あぁやっぱりこの5人だわ〜となる。
この5人だから出せる音だし、音楽だし、LIVEなんだよなー。
来年まではライブを全部やっていきたいと言ったホンギさん。
私もなるべくスケジュール合わせて参戦したいなと思っている。

それにさ、例えばまぁ2年いなくなるとしてもよ、私は大丈夫。
体験済み(笑)
だけど、向こうではそうもいかないのだろうな〜・・・。
あ、意外とこっちもか?
武道館であれだけの黒幕、よそのバンドでも見たことない光景でしたわ。
二日あるから今日が満席だといいねぇ。
ていうかさ、武道館をそんな扱いにしてるのがいかんのだわさ。
そこに対しては私は怒り心頭でございますがな。
ま、なんにしてもこの先「も」大変だね。。。


大好きな音楽を生業としていけること
自分のやりたいことを成し遂げるために犠牲にしなくてはならないこと
大人にならなくてはいけないというホンギの言葉が
まだ耳に残ってる。

そんな2年ぶりのFTISLAND達でした。