JCBホールの感想の前に・・・。
FTのコンサートはこれが初。
数々のライブを見てきましたが、バンドのライブというには「おしい!」と思う箇所がしばしば。
チケットを購入する段階から、参加型ではなく、観覧型を決め込んでいたので、スタンディングじゃなくバルコニーで購入。
で、感想の前にちまたで(?)にぎわっている、ライブ中でのマナーの件ですが。
少々キツイことを申し上げますが、別にFTを嫌いなわけではありませんので誤解なきよう。
私の個人的な感想を述べますと、「よくあること」です。
ライブハウスではある程度、スタンディングでの押し合い、ぶつかり合い、は避けられないし、気を失う人だって出る。
そこで大事なのは、「動揺しない」ことだ。
演奏する側も、お客さんも。
演奏を客が止めるなんて、言語道断。
プレイヤーも、客に対し敬意を表す意味でも、あえて続行すべきだ。
(優しさが裏目に出ることもある)
私もこういったライブを経験したことがあるし、見たこともある。
でも、プレイヤーがイチイチ客席に気を遣ってたら満足のいくライブになるわけがないし、
それによって倒れたお客さんも申し訳ない気持ちでいっぱいになるだろう。
今回、バルコニーから客席が波打っているのを見て、「こりゃ、倒れるな」とある程度想像はできました。
他の方の感想見てても、激しかったとかの声が多くて、そっか、そういう世界なんだと納得。
私にしてみればよくあることだったから別段、驚きはしなかったけど。
確かにアイドルとしての売り出しをしてたのだから、ライブの楽しみ方が違うのだろう。
でも、この先、今みたいにロックバンドという方向で活動を続ける限りは、そこにつくファン層も多少は変わってくるのは仕方がない。
今回はいい勉強になったんじゃないだろうか。
ファンも、メンバーも。
マナーがどうとかの問題じゃないんだよなー。
そりゃ、強引で乱暴なファンは遠慮願いたいけど・・・。
でもそういう方達も大事なファンだ。
ボーカルが煽れば客も興奮する。
興奮すればどんな状況になるかは予測できる。
だけど、煽ることでライブも更に盛り上がる。
ていうか、煽らずに淡々とプレイするんならライブの意味がない。
そんなつまんないライブにお金を払う気になれない。
だから、「おしい!」と思ったのもそのあたりのことで・・・。
ある程度、ライブの流れというのはボーカルが作るもの。
ボーカルの善し悪しでライブの印象も変わる。
バルコニーから見ていて思ったのは、もっと上に視線を向ける方がいいのになーということ。
JCBの様に高さがある客席なのに、ほぼ、スタンディングにばかり目がいき、バルコニー席は疎外感を感じた。
あ、でも、割とミナンとジェジンは上の方をみてくれてたかな。
「後ろの席でも十分満足できる」と思われるバンドになるといいね。
そうすれば、「前へ前へ!」という強引さも多少は緩和するはず。(の、はず)
ライブバンドとしてのスタイルを貫き通すのであれば、ハプニングに対応できるだけの能力が今後は必要。
ベテランのバンドにもなれば、演奏を止めずとも、ステージ上からスタッフへ軽く合図を送って、倒れてる人を知らせることもできるようになる。
それには経験が必要。
だからこそ、ライブの回数がものをいうのだ。
バンドならば、こういった経験を積むしか成長はないのだ。
あと、ついでにいうなら基本的なことだけど、ボーカルの歌詞忘れ。
まぁ、ファンがある程度容認してる部分もあるのだけど、普通はちょっといただけないよなー。
間違えるのは仕方ない。
別にそれで文句は言わない。
だけど、ホンギの場合はボーカルだけで、演奏をするわけでもなく、それに、1曲フルで歌うのも少ない中で、歌詞が抜けるという回数が多すぎる。
今回のライブ途中、ステージから消えて休憩する時間があったけど、むしろ、ジェジンに休憩をあげたいぐらいだった。
あの子は凄い。
曲を支えるリズム低音の要であるベースを弾きながら、メインで歌う。
休みなし。
歌詞も間違えるけど、すっぽ抜けはしない。
ごまかしてでも歌いきる。
また会場全体をよく見ている。
盛り上げようと頑張ってアピールも忘れない。
私の好きなボーカリストが「自分の喉も、バンドの楽器の一つだ」と言い、常にのどを大切に扱っている。
365日中、330日をライブで過ごしてた時期もあるが、声が枯れるなどあり得ないことだった。
ホンギと同じ年代でだ。
それでこそ本物です。プロです。
もちろん、体調にも気を遣う。
上には上がいるということ。
ホンギはファンに心配されてばかりいる。
調子が悪かったとか、スケジュールが殺人的だとか。
殺人的なスケジュールって何?
売れる為に楽している人はそうはいないと思うけどなぁ。
芸能人じゃなくたって睡眠時間1・2時間で働き続けてる人だっているし。
ま、そういう人ほど、体調管理は万全だけど。
もっともっと努力して、経験を積んで、大きく成長したバンドになることを願っています。
そうなったときに、観客との一体感も生まれ、ファンだからとかどうとかは関係なく、誰が参加しても楽しいライブになると思います。
ていうかさ、スタッフだよ!!!
こういう状況になることだって想定できるだろうに。
メンバーのフォローをしてこそのスタッフでしょうが。
動きの鈍さに、上から見てても腹がたった。
何故混み合う正面から侵入するのさ。
後ろから行けばいいのに!
或いは横からとか。
もしかしてJCBではあまりない状況で、対応できなかったのだろうか。
残念。
さて、キツイ話はここまでにして、楽しい、面白いライブの感想も記録しとかなくちゃね!